鋳物の加工もやっています。総切削より難しいですが、精度良く加工します。
特性
- 切削で物理的に加工ができない中空構造などの複雑形状の成型が可能
ターボチャージャーなどは切削だけでは加工できない - 「削り出し」よりコストを抑えられる可能性
大まかな形状が成型されており、機械加工時間が抑えられる
欠点
- 位置出しが難しい
材料の個体差が出やすいため - 強度や靭性に劣る
- 鋳巣が発生する可能性がある
金属を自重で（ダイカストは除く）ため、気泡が残り、空孔（鋳巣）が発生し、鍛造材、圧延材等に比較すると強度の面で劣る
取扱い材料
マグネシウム鋳物
- AZ91D
- AM50
- WE43
アルミニウム鋳物
- AC2B
- AC4C
- AC7A
- KN500（A5083相当）
- KN520（A5052相当）
- KN700（A7003相当）
- HD2
- ADC12
- A356.0
取扱い不可な材質
鋳鉄全般
鋳鉄（ちゅうてつ）に関しては加工不可としております。理由として、機械加工時に発生する切りくずが細かく分断されて加工機内に残留してしまい、故障に繋がる恐れがある為、現在お受けしておりません。
加工事例
加工性について
当社では鋳物であれば各種材質のマシニング加工、旋盤加工などを承っております。設立以来継続的に鋳物加工を行ってきた経験と最新設備を活かし、設計製作する加工用治具にて位置出しが難しい鋳物の切削加工も要求される品質を担保致します。
また、自動車・音響機器・工作機械・産業機械など様々な分野の加工をお手伝いしております。
表面処理
- 含浸（封孔）
- 化成処理
- 電解メッキ
- 陽極酸化被膜処理
- 各種塗装
鋳物の部品用途
鋳物のよくある質問
鋳物の調達から切削加工まで一貫して対応できますか？
可能です。自社で鋳物を吹くことは出来ませんが、協力会社へ依頼する事によって可能となります。
当社から一言コメント
創業当初は「カセットテーププレイヤー」や「二輪車用キャブレター」などで鋳物粗材の加工実績を築き、近年では「自動車のエンジン回り」の部品や各種量産部品等でお手伝いしております。切削加工に特化した会社だから実現できる加工精度やご提案がございます。
是非お気軽にご相談ください。